働くママこそパラレルキャリア？！育児や趣味を仕事に活かそう！

働くママにとって必要不可欠なワークライフバランス。
みなさんは休日はどのように過ごしていますか？
ちなみに、私は子どもの頃からスポーツが大好きで、今では趣味が高じて休日にボランティアで指導員までしています。まさに、仕事とボランティアの「二足の草鞋」。ひと昔前は揶揄されることもありましたが、最近ではそんな働き方を「パラレルキャリア」と呼び、注目されつつあるようです。そんな話題の「パラレルキャリア」について紹介していきたいと思います。

パラレルキャリアとは

パラレルキャリア（英語：parallel career）とは、簡単に言うと「本業を持ちながら、副業に限らない社外活動を持つこと」です。この言葉は、オーストリアの経営学者、ピーター・ドラッカーが著書『明日を支配するもの～21世紀のマネジメント革命～』の中で提唱したものです。

ドラッカーはこの著書の中で、平均寿命が延び、人間の方が組織よりも長命であることが珍しくなくなった現代の社会において、個人は一つの組織にのみ所属し依存するのではなく、自分の時間や労力の一部を「第二のキャリア」に費やすべきだと述べています。そして彼は、こうしたキャリアの築き方を「パラレルキャリア」と呼びました。

パラレルキャリアと副業の違い

本業以外の時間に働くというと、「副業ではないか」と思われる方が多いと思います。
パラレルキャリアと副業の違いは何でしょうか？

• 副業＝お金（副収入）を得ること
• パラレルキャリア＝自分の価値観で活動すること

パラレルキャリアは、お金を稼ぐことが目的ではなく、社外活動を行うことで本業との相乗効果を生み、最終的に人生を豊かにすることを目指しています。そのため、自身のスキルアップや社会貢献活動、夢実現に向けた活動などがパラレルキャリアにあたります。

パラレルキャリアのメリット

実際に、パラレルキャリアを行うことで得られるメリットをまとめてみました。

• 人脈が広がる
• 視野が広がる
• 時間管理がうまくなる
• 自分のやりたいことができる
• 気分転換になる

社外活動を行うと、本業でなかなか出会えない業種や年齢の人達と会う機会が増えます。
さらに、本業とは別の分野の情報を知ることができるので、多角的な視点が得られます。
また、余暇の限られた時間の中で活動を行うので、時間のやりくりが上手になります。
そして、私が一番のメリットだと思うことは、本業を続けながらやりたいことができるので、生活に張り合いが生まれることです。また、社外活動を行うことで、頭の切り替えにもなり、リフレッシュして本業に臨めます。

パラレルキャリアの注意点

パラレルキャリアを行う中で注意しなければならない点があります。
パラレルキャリアの大前提は「本業に支障をきたさないこと」です。
社外活動に力を入れすぎて本業がおろそかになってしまっては意味がありません。
社外活動で得た知識や人脈を本業に還元できるようになることが理想です。

おわりに

長く続けている趣味がある人は、それがパラレルキャリアになるかもしれません。
家事や子育てを通して身につけたスキルもパラレルキャリアにつながると思います。
興味があること、好きなこと、やりたいことにパラレルキャリアを始めるきっかけがあるかもしれません。仕事も家庭も趣味も楽しく、全てが相乗効果となって楽しい人生を送れるようにしたいですね♪