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上毛かるたを巡る旅「ふ・分福茶釜の茂林寺」

ちょこみんと

上毛かるたを巡る旅「ふ・分福茶釜の茂林寺」

群馬県民ならみんな知っている上毛かるたを巡る旅。今回は「ふ」の分福茶釜の茂林寺!
知っているようで知らない「分福茶釜の茂林寺」をご紹介します。

茂林寺の歴史と境内

茂林寺の境内

分福茶釜の寺として知られる青龍山茂林寺は、室町時代の応永33年(1426年)に大林正通和尚によって開山され、建立当時の建造物が残る歴史のあるお寺です。ちなみに、分福茶釜のおとぎ話はこの大林正通和尚に仕えた守鶴という老僧(実は人間に化けたたぬき)の逸話がもとになっているそうです。

総門

総門

寺の入り口の総門は応仁2年(1468年)に建立されました。550年以上の年月を経てもなお現在に残っている歴史のある建物です。

たぬき像

たぬき像

総門をくぐり境内に入ると、参道にずらりと並んだ21体のたぬき像がお出迎え。たぬきの世界に迷い込んだかのような気分になります。

たぬき像をよく見ると、上着の色が違っていたり、お酒を持っていたりしてバラエティに富んでいます。分福茶釜のたぬき像も発見しました。

衣装たぬき像

「ググっとぐんま写真館」から転載
「ググっとぐんま公式サイト」http://gunma-dc.net/

たぬき像は季節によって衣装チェンジをするようです。ひな祭りだったりハワイアンだったり。なんだか親近感がわきます。

本堂と天然記念物のラカンマキ

本堂とラカンマキ

たぬき像の先に元禄7年(1694年)建立の山門があります。その山門をくぐると本堂があります。この本堂は応仁2年に建立され享保12年に改築を行い現在に至っているそうです。
また、本堂北側の一室には分福茶釜が安置されていて、見学することも可能です。

本堂前にあるラカンマキは、応永33年(1426年)に魔除けのために植えられたもの。推定樹齢590年以上の群馬県指定の天然記念物です。

ご利益

分福茶釜のモチーフになっている「たぬき」は、語呂合わせで「他を抜く」という意味を持ち、体は八相縁喜(8つの縁起)が表現されている縁起物。商売繁盛、開運、招福、金運、合格祈願などのご利益があるそうで、たぬきの置物を飾る商店も多いようです。
また、茂林寺では分福茶釜が「福を分け与える」という言い伝えから、福徳を得るというご利益もあるそうです。

おわりに

茂林寺は、分福茶釜の逸話以外にも由緒ある古い建物や古木が多く、歴史を感じることができます。 周辺には、東武トレジャーガーデン、向井千秋記念子ども科学館、つつじが岡公園など、親子で楽しめる観光スポットも多いので、一緒に巡ってみてはいかがでしょうか。

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